4にんでぶろぐ


by jinjinjr

パッケージについて「キリン 聞茶」の場合

中川です。
投稿を止めかけてしまってすみません。交換日記は溜め込むタイプです。
では、GOー!Go-!GOーーー!(朝方のナチュラルハイ)

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パッケージデザインは「中身が何であるかを伝えるもの」でーすーがー、ただ単純に中身がわかれば良いというものではなくて、中身を見なくても外に伝える働きをするのだから、それを包む中身の特徴を良く理解した上で、そこから生まれるイメージから商品を引き立てるようなデザインに変えていく必要があると思います。

優れたパッケージの例として、キリンビバレッジから2001年発売の500ml缶ボトルの中国茶飲料「聞茶」を紹介します。
中身はジャスミンティーのような中国風のお茶なのですが、中身のイメージが上手くデザインされていると思います。

例えば、この缶の素材がアルミなので、持った時に「ひんやり」した感じと「かっちり」した固さが手に伝わり、プラスチックのペットボトルよりも「貴重なもの」という印象を受けます。
さらに、ラベルデザインが、中国の伝統的な刺繍を実際に作成したものが使われており、小花をちりばめた白い陶器のようなデザインが、そのアルミ缶という素材と合わさってさらに「高級感」「中国風」というイメージが商品のもつ世界を広げています。

その時点で、すでに私はこの「聞茶」の缶に手をのばしていたのですが、手に取ってみて一番最初に目に入る文字…この商品名である「聞茶」という文字が、書道で書いたようなこれもまた中国を意識した隷書体のような丸くてかわいらしいロゴなのです。

b0170527_513635.jpgまた、缶の蓋の印鑑風の「きき」というマークがかわいすぎる…。このパッケージの商品が何であるかをイメージで伝え、そこにあるあらゆる情報がこの商品の世界感で統一されている。
それを発見出来た時、私はニマニマしながらレジに向かうのでした。
この頃から、パッケージが良過ぎることに感動して何度も聞茶を買ってしまうリピーター娘でした。(当時中学生)

このパッケージデザインは消費者にも高い評価を受け、売り上げ等も予想を遥かに上回り、同業他社の製品が高いシェアを持つウーロン茶市場への定着を果たしました。

デザインはそのままで素材がアルミからプラスチックのペットボトルに変わったりした結果、ついに2006年にがらりとパッケージデザインを新しくしてリニューアル発売しましたが、みなさんはどちらがお好み?

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発売当初のコンセプトが「うまみを聞き、香りを聞く」だったのに対し、リニューアル版のコンセプトは「アロマリフレッシュティー」だそうです。うまみも聞いたし、香りも聞いたよぉ、私は。

デザインそれっぽいけども、他の製品と変わらなくなってしまい、前の魅力は何処?って感じです。
リニューアル版のCMタレントは土屋アンナ。ちなみに発売当初は井上陽水。

私は断然、井上陽水でッ!!!!!


こんだけかわいかった蓋も、普通にグレーのロゴで「KIRIN」です。愛嬌ないです。
正直、懐かしさのあまり、このペットボトル版を買って飲んだものの、あの時のおいしさはどこにもありませんでした。
前のパッケージは本場で飲んでいる雰囲気。そう、雰囲気を楽しんでいたのです。素晴らしいデザインだと思う。

コンセプトも含め、パッケージデザインにはすごい力があるのだと感じさせてくれたのは、このキリンビバレッジの「聞茶」(とリニューアル版)のおかげかなと思うぐらい、私の中では大きな出来事でした。

ちなみに聞茶は中国でも発売されているらしく、低糖と無糖の二種類があるそうです。
サントリー烏龍茶なども売ってらしい。これも低糖と無糖の二種類があり、低糖の方を飲むと罰ゲームかと思う程違和感だそうです。

パッケージ議論は海外のパッケージなども興味深いので、また投稿したいです。
では今日はこの辺で!
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by jinjinjr | 2009-05-10 04:58 | canon